問い合わせが増えないとき、取り得る案は一つではありません。追加の投稿、既存記事の改稿、相談までの導線修正を同時に進めると、何が効いたか分からなくなります。まず「どこで止まるか」に対して、一つ選びます。
入口が少ないなら、投稿や配信を検討
対象者が記事を見つけていないなら、入口を増やすことに意味があります。ただし投稿数だけを目標にせず、誰のどんな疑問から記事へ来てもらうかを決めます。新しい投稿の見出しと遷移先を一組で設計し、公開後は記事への流入を確認します。入口が足りないのに相談フォームだけを直しても、見てもらう機会は増えません。
読まれても伝わらないなら、既存記事を直す
閲覧はあるのに読者が次の判断へ進めない場合は、新規記事より既存の一記事を見直します。冒頭に「誰の、どの場面の話か」があるか。抽象語だけで終わらず、例と手順があるか。見出しだけでも答えの道筋が見えるか。修正前後を記録すると、次に別の記事を直すときの基準になります。
読後に迷うなら、導線を直す
記事は役立つが次の案内がない、または案内先が期待と違う場合です。「詳しくはこちら」より「相談できる範囲と進め方を見る」のように、行き先を先に示します。遷移先にも同じ言葉があるか確認してください。三案に絶対の優劣はありません。いま見えている詰まりとの距離が最も近い案を選び、残りは保留メモへ移すのが実務的です。
この記事で決める問い
問い合わせが増えないとき、「投稿」「既存記事」「導線」のどこへ時間を使うか。
実務での進め方
- まず、対象者がページまで来ているかを見る。
- 来ているなら、記事が問いに答え、次の判断材料まで渡せているかを見る。
- そこも満たすなら、記事末尾から相談条件・フォームまでの移動に不一致がないかを見る。
判断基準
選択基準は施策の流行ではなく、最初に確認できた詰まりとの距離です。上流が止まっているのに下流だけ磨かない、下流が壊れているのに投稿量だけ増やさない。この二つを守るだけでも同時着手を減らせます。
架空の記入例
【架空の記入例】事実:既存記事には一定の閲覧がある。記事末尾のリンクも押されている。相談ページ到達後の行動は未確認。判断:新規投稿は保留、記事全文の改稿も保留。今週は相談ページの対象条件とフォーム動作を確認する。完了条件:対象・相談内容・送信後の流れが実態と一致しているか社内確認する。
うまく判断できないとき
どの段階にもデータがない場合は、三択を無理に選びません。まず一つの導線を手でたどり、最低限の計測点を決めます。またブランド変更や商品改定など、前提自体が変わった場合は「既存記事だけ直す」では足りず、複数ページの整合確認が必要です。
このテーマを担当者の視点から考える記事も、トキトリのnoteで公開します。
